金曜日は月が大きかったのですが、機材のテストも兼ねてみつえ高原牧場へ行って来ました。
上手くいけば月没から薄明開始まで1時間あまりで1カットくらい撮影できる算段でした。
本当は大野山あたりにしておこうかと思っていたのですが、GPVをみるとその時間に大野山付近だけ雲が出る予想だったので行き先を変更しました。
2時過ぎに到着し、じっくり時間を欠けて撮影準備をします。
風もなくガイドも安定していたので、月没10分前から撮影を開始しました。
しかし、その頃から風が出始めてガイドが安定しません。
更にBG画像を撮っている頃には雲の通過もあって露出不足気味になり急遽撮影枚数を増やしました。
そんなこんなであまりいい写真にはなりませんでしたが、いい練習にはなりました。

イメージ 1
M78
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX + Astronomik LRGB Typ IIcフィルタ
温度-15度 L 600sec x 4 R 300sec x 2 (2x2ビニング) GB 300sec x 3 (2x2ビニング)
Vixen ED70SS(f=400mm) + Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド

先週の砥峰のリベンジということでM78を撮影してみましたが、あまりいい出来ではありませんね。
星の周りが緑色になっているのはガイドエラーのため色合成がうまく行かなかったせいです。
色味も少しおかしいような気がしますが、雲の通過のため不均一になっているためかと思います。
L画像は5枚撮影したのですが、人工衛星が4つも写っていたので使えませんでした。
オリオン座のあたりは人工衛星がよく通るのは知っていましたが、10分間に写野内を4つも通過するとは驚きです。
不満な点は色々ありますが、M78の墨を垂らしたような部分が撮れましたのでこれでいいかと思っています。

牧草地の脇で撮影していたのですが、撮影中に物音がしたのでヘッドライトを向けると4つの赤い光が浮かんでいます。
ギョッとしてよく見ると、2頭の牛さんでした。夜中でも放牧してるのね。
体が黒いから背景に溶け込んで目だけが光っていたのでした。
野生の鹿はよく見かけますが、柵越しとは言え巨体が至近距離まで近づいてきたのでびっくりしました。