近畿地方は梅雨明けしたようですが、今一つすっきりと晴れない日が続いています。
最近は仕事が忙しくて完全週休一日状態が続いているので、たまには二連休がほしいなと思っている今日この頃です。
最近は仕事が忙しくて完全週休一日状態が続いているので、たまには二連休がほしいなと思っている今日この頃です。
さて、もう明けてしまいましたが梅雨の時期は機材整備をされる方も多いかと思います。
私も色々とやりたいことはあったのですが、出来たのは冷却CCDのバックフォーカス調整だけでした。
私も色々とやりたいことはあったのですが、出来たのは冷却CCDのバックフォーカス調整だけでした。
現在私が使用しているATIK 460ExはEOSマウントリングと薄型フィルターホイールを組み合わせてカメラレンズでも無限遠でピントが合うようにしています。

フィルターホイールはXAGYL CommunicationsのUltra Thin Motorized Filter Wheel - 5 x 1.25 Filters - Version 2を使用しています。
このFWは厚みが18mmしかないという超薄型です。
そのため、内部のクリアランスも余裕がないので接続部のT2ネジが3mm以上あるようなものをねじ込むとフィルターと干渉したりしますが、その点に気を付けていれば問題ありません。

フィルターホイールはXAGYL CommunicationsのUltra Thin Motorized Filter Wheel - 5 x 1.25 Filters - Version 2を使用しています。

そのため、内部のクリアランスも余裕がないので接続部のT2ネジが3mm以上あるようなものをねじ込むとフィルターと干渉したりしますが、その点に気を付けていれば問題ありません。
EOSマウントリングはTelescop ServiceのTSEOS-T2sを使用しています。
現在販売されているものは光路長が10mmのものになっていますが、私が購入したものは12mmでした。
ちなみに、このマウントリングはあまりいい作りではありません。
材料として使用しているリング自体が今一つな上、T2ネジ部とリングとの接合はねじ込みやねじ止めではなく接着剤で固定されています。

ちなみに、このマウントリングはあまりいい作りではありません。
材料として使用しているリング自体が今一つな上、T2ネジ部とリングとの接合はねじ込みやねじ止めではなく接着剤で固定されています。
EOSのフランジバックは44mmなので、カメラレンズでピントが合うようにするにはマウントリングからCCDまでの距離を44mmにする必要があります。
460Exのバックフォーカスは13mm、FWの厚みが18mm、マウントリングの厚みが12mmなので合計43mmとなり、余裕は1mmしかありません。
しかし、FWに付属の接続リングはT2ネジオス-オスにストッパーリングを組み合わせたもので、中間部にネジの切ってない部分があったりするので最低でも4mmは消費してしまいます。
460Exのバックフォーカスは13mm、FWの厚みが18mm、マウントリングの厚みが12mmなので合計43mmとなり、余裕は1mmしかありません。
しかし、FWに付属の接続リングはT2ネジオス-オスにストッパーリングを組み合わせたもので、中間部にネジの切ってない部分があったりするので最低でも4mmは消費してしまいます。
460Ex側とFWにねじ込む分を考えてM42T2オス全ネジの6mm程度の長さのものが必要なのですが、既製品にはそのようなものがありません。
特注したら結構お値段が嵩んだりしますのでBaader Planetariumの1508025を半分に切断することにしました。
この部分は別に精度が必要な部分ではないのでノコギリでゴシゴシやってサンドペーパーでバリ取りをしました。
特注したら結構お値段が嵩んだりしますのでBaader Planetariumの1508025を半分に切断することにしました。

これでちょうど43mmとなったわけですが、残りの1mmは岩田製作所のラミネートタイプのシムリングで調整しました。

長々と書いてきましたが、ここまでの作業は一年以上前にやって既にその状態で使用しています。
では今回何をしたのかと言いますと、バックフォーカスを44mmに調整したもののレンズの無限遠の位置よりかなり内側でピントが合うのでそれを調整したのです。
撮影の際にはCCDとの間にフィルターが入るので、その影響で焦点位置が深くなってしまいます。
最近フィルターを厚み1mmのものから3mmのものに変更したため今までよりさらに内側にしないとピントが合わなくなったので、思い切って調整することにしました。
フィルター等の光学ガラスを通過すると屈折率の関係でその厚みの3分の1程度光路が伸びるそうです。
なので、レンズの無限遠の位置でピントが合うようにするにはその分バックフォーカスを伸ばす必要があります。

長々と書いてきましたが、ここまでの作業は一年以上前にやって既にその状態で使用しています。
では今回何をしたのかと言いますと、バックフォーカスを44mmに調整したもののレンズの無限遠の位置よりかなり内側でピントが合うのでそれを調整したのです。
撮影の際にはCCDとの間にフィルターが入るので、その影響で焦点位置が深くなってしまいます。
最近フィルターを厚み1mmのものから3mmのものに変更したため今までよりさらに内側にしないとピントが合わなくなったので、思い切って調整することにしました。
フィルター等の光学ガラスを通過すると屈折率の関係でその厚みの3分の1程度光路が伸びるそうです。
なので、レンズの無限遠の位置でピントが合うようにするにはその分バックフォーカスを伸ばす必要があります。
調整方法としては、まずノーマルのEOS Kiss X4にレンズを付けて、500m先の建物でピントを合わせます。
ピントが合ったところで、ピントリングにテープを張って固定し、フェルトペンでテープに目印を付けます。
ピントリングに沿ってカッターで目印ごとテープを切り離します。
あとは、CDDカメラに付け替えて目印がぴったり合うようにシムリングの厚さを調整するだけです。
岩田製作所のラミネートタイプシムリングは0.05mmずつ剥がせるようになっていて、結構細かな調整ができます。
ピントが合ったところで、ピントリングにテープを張って固定し、フェルトペンでテープに目印を付けます。
ピントリングに沿ってカッターで目印ごとテープを切り離します。
あとは、CDDカメラに付け替えて目印がぴったり合うようにシムリングの厚さを調整するだけです。
岩田製作所のラミネートタイプシムリングは0.05mmずつ剥がせるようになっていて、結構細かな調整ができます。
実際にやってみたところ、完全にぴったりというわけにはいきませんでしたが、目印の位置が0.5mm弱内側くらいで調整できました。
本当はもっと星でやるか、もっと遠くの対象でするべきなのでしょうが、多分問題ないでしょう。
ピント位置もあって、望遠鏡での撮影でも補正レンズとの距離も最適位置になったはずなので、次回の撮影からはこの状態で臨みたいと思っています。
本当はもっと星でやるか、もっと遠くの対象でするべきなのでしょうが、多分問題ないでしょう。
ピント位置もあって、望遠鏡での撮影でも補正レンズとの距離も最適位置になったはずなので、次回の撮影からはこの状態で臨みたいと思っています。
- カテゴリ:
- 機材