2013年03月

大野山(2013/3/16)

先週に引き続き大野山へ行って来ました。
お目当てはもちろんパンスターズ彗星です。
前回は天文台の前からでしたが、今週は天文台の建物と一緒に彗星を撮ろうと大野山の斜面から狙ってみました。
イメージ 1
この日は天文台のイベントでパンスターズ彗星観望会が開かれており、先週よりも高度が高くなっていたので日没の頃にはたくさんの方が来られていました。

イメージ 2
それで結果ですが、またもや見ることが出来ず、写真にも写っていませんでした。
撮影に成功されていた方もおり、後になって確認させていただいたところ、どうやらこの写真より写野1つ分右側だったようです。
夕方のパンスターズ彗星を狙うのは難しいので、暗くなってしまいましすが4月以降に明け方の彗星を狙う方がよさそうです。

暗くなってから駐車場で撮影をしたのですが、霞がひどい上に風もあってあまりいい写真にはなりませんでした。
イメージ 3
M81
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astronomik LRGB Typ IIcフィルタ
L 360sec x 8 + 480sec x 4 R 300sec x 4 GB 300sec x 5
Vixen ED70SS(f=400mm) + Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド

風が強かったのでガイドエラーになることを気にして短時間の露出にしていたのですが、途中から露出時間を少し増やしてみました。
特に多段露光をしたかったわけではありません。
この日は湿度が高く途中で撮影場所自体が雲の中に入ってしまうようなこともあり、撤収時には機材はびっしょりでした。
それでR200SSを赤道儀から外した時に鏡筒の中を覗いてみると、なんと主鏡がうっすらと曇っているではありませんか。
フードも付けており鏡筒の底の方にあるのでそう簡単には結露しないと思っていましたが、甘かったようです。
おかげで撮影した写真もぼんやりしていて、周辺が普段より暗くなっていました。
やはり湿度が高い時には別の結露対策が必要のようです。
とは言え乾燥空気は大変そうなので、ヒーターを付けたいところですがニュートン式の望遠鏡ってどこにヒーターをつければいいのかよくわかりません。
とりあえず、次回は主鏡付近に装着して様子を見ようかと思っています。

久しぶりの大野山での撮影でしたが、撮影中は色々とお話ししながら楽しく過ごすことが出来ました。

大野山(2013/3/9)

パンスターズ彗星を狙いに猪名川天文台のある大野山へ行って来ました。
少しゆっくりしたかったので早めに出かけて、14時過ぎに到着しました。
この日は黄砂がひどくあまり期待はしていなかったのですが、到着してみるとやはりひどい状態で視程はせいぜい10kmといったところ。
普通なら南側に六甲山脈が見えるのですが、全く見えません。
それでも気を取り直してSXP赤道儀を設置しました。
極軸は合わせられませんが、彗星の軌道要素は入れてあるので太陽と月でアライメントを取れば自動導入出来るかもしれません。
しかし、太陽はともかく月齢27の細い月を日中に見つけるのは見つけるのは難しいものです。
この日は交差による陽光の拡散でさらにハードルが上がっています。
双眼鏡を使って探し回りましたが、結局見つけることはできませんでした。

そうこうしているうちに日が傾いて来ました。
しかし、少しはましになったものの空はぼんやり霞んでいます。
まだ少し時間があったので、パンスターズ彗星を見に天文台の周りに来られた方の様子を撮ってみました。
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

更に日が傾いてそろそろ見え出すかという頃合いになりましたが、ご覧のように太陽が遠くの山に沈むというより霞の中に隠れるといった感じでかなり厳しい状況です。
イメージ 4
双眼鏡で目を皿のようにして見えるだろう方向を探しましたが、見つけることは出来までんでした。

イメージ 5
暗くなってからも機材を出したままだったので、せっかくだからとぎょしゃ座のあたりを撮影してみました。
23時くらいから曇るような予報だったので露出時間を短くしたのですが、まるで都会の夜空のように星が少なくなるような透明度では散光星雲は厳しかったようです。

今回は彗星が見つけられず残念でしたが、来週はもう少し高度が上がるので期待したいところです。
次回は東側にある大野山の斜面から、天文台と彗星を入れるような構図を狙ってみようかと思います。

猪名川天文台ヘ行って来ました

今日は日曜日ですが、猪名川天文台ヘ行って来ました。
そろそろ日没後にパンスターズ彗星が望める時期になってきたので、ここからなら見えると思いもう一度下見をして来ました。
ここの駐車場は天文台が立っている高台が南側にあり、西側は谷になっていたので端からなら大丈夫かと思ったのですが、真西より北側なら何とかなりそうでした。
しかし、来週末の彗星の位置は日没時点で真西より10度程南になるので、少し厳しいかもしれません。

ここはやはり、見晴らしの良い天文台の前まで行くしかなさそうです。
イメージ 1
天文台の西側はこんな感じで、数十km先までこの場所より高い山はないので問題ありません。
日没後すぐなので、明るいうちに正確に極軸を合わすのは難しいため赤道儀での撮影は無理そうですが、固定撮影で何とかならないかと考えています。

さて、最新の情報では光度が2等級台に突入したとのことなので、天文台の望遠鏡で昼間の彗星が見られるのではないかと思いお願いしてみました。
この彗星は日没後の高度が低いので天文台の望遠鏡では狙えないため、軌道要素は入力されていなかったのですが、それを設定して導入してみてもらいました。
イメージ 2
時間的に16時を過ぎていたので、導入できるギリギリくらいの高さになりました。
しかし、残念ながら雲があったのdこの試みは達成出来ませんでした。
ここの主砲ならよく晴れた昼間であれば4等星くらいは見ることができるので、2等級台なら彗星のようにぼやけたものでも見えないかと期待したのに残念です。
軌道要素は入力してあるので、今週ここを訪れる方は昼間の太陽観望の時にお願いすれば見せてもらえるかもしれません。
とは言え、見えたとしても彗星核のみだと思いますが。

ちなみに、ここの望遠鏡は上から15cmアポクロマート、50cmカセグレン、10cmアクロマートです。
10cmアクロマートは主砲の下側に付いているのでこの写真には写っていません。
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