2012年02月

M101再処理

先週撮影したM101を再処理してみました。
 
イメージ 1
 
処理方法は先日の写真とほぼ同じですが、違いはノイズ隠しにぼかしを入れていたのをやめたのと、彩度調整とトーンカーブ調整を控えめにしたことです。
あと、左下に残っていた人工衛星の軌跡も消しこんでみました。
先日アップした写真はコントラストが変な感じで大きく表示すると???な感じでしたが、今回のは少しは自然な感じに出来たと思います。
画像をいじっているとだんだんよくわからなくなってきますが、日を改めてやり直すのもいいことなのかもしれません。

神野山(2012/02/18)

18日に神野山へ行ってきました。
今年初の遠征です。
前日からGPVを眺めていて、どこへ行こうか考えていたのですが、奈良方面なら何とか晴れそうということで神野山へ行くことにしました。
到着時は曇っていましたが、機材の準備をしている間に雲が無くなり一晩中晴れていました。
 
イメージ 1
M65 M66 NGC3628 しし座のトリオ銀河
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXD
Canon EOS X2改 + Astronomik Luminance Filter ISO800 900sec x 9
Vixen ED70SS + Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド
 
イメージ 2
M101 回転花火銀河
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXD
Canon EOS X2改 + Astronomik Luminance Filter ISO800 900sec x 4
Vixen ED70SS + Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド
 
当日は終始眠たい感じの空だったためか、背景のノイズやカブリが大きくてなかなかうまく処理できませんでした。
とりあえず、背景のノイズを目立たなくするために明るい部分のコントラストと彩度を上げるように処理してみましたが、少々きつくなりすぎたようです。
今回新しいパソコン環境とLodestarの実戦初参加でしたが、赤緯側が時折暴れだすといういつもの現象を除けばガイドも安定しており、これで問題なく使っていけそうです。

おさるさん

先日Lodestar Autoguiderのテストで撮影したおさるさんの写真です。
イメージ 1
NGC2174 モンキー星雲
ISO1600 900sec x 6
Vixen R200SS(f=800mm) + コマコレクター3
Vixen SXD
Canon EOS X2改 + Astronomik Hα 6nm Filter
Vixen ED70SS + Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド

通常フィルタの写真も撮ったのですが、さすがに背景が飽和していました。
ISO1600で6枚しか撮影していないのでノイズが結構あります。
これは機材のテストで撮ったものなのでおまけみたいなものということです。
後半3枚は空のかすみがひどくなってきていたのであまりはっきりとは写っていませんでしたが、それでもまあまあかなと思っています。

Lodestarのテスト

Lodestarを入手してから一ヶ月近くなりますが天気に恵まれなかったので、近くの建物の衝突防止灯を使って動作確認しただけでした。
この間の日曜日は少し霞んではいるものの星が見えたので、やっとテストすることが出来ました。
今回のテストではガイドケーブルを延長して正常にガイドできるかも試してみました。
 
ガイドケーブル延長用に用意したのは6極6芯のケーブルと中継コネクタです。
延長したケーブル全長が3mになるようにしたかったのですが、適当な長さのものが見つかりませんでした。
イメージ 1
なぜケーブルを延長したかったといいますと、撮影する際に望遠鏡に取り付けているケーブルは全て赤緯ヘッド付近まで取り回してきて、そこから垂らすようにしています。
そうしておくと赤道儀が動いても望遠鏡がケーブルに引っ張られることはありません。
しかしLodestar付属のガイドケーブルはあまり長くないので、そのままSTAT BOOKにつなぐと赤緯ヘッドあたりからガイドケーブルでSTAT BOOKがぶら下がる形になってしまいます。
延長することでそれは解消したのですが、やはり長すぎてかなり余ってしまいました。
 
で肝心のガイドのほうですが、ケーブルの延長は特に問題なくガイド信号を伝えていました。
イメージ 2
ガイド時の様子はこんな感じです。
 
イメージ 3
15分ガイド時の中央部ピクセル等倍画像です。
撮影鏡はR200SS、ガイド鏡はED70SSで撮影しました。
ガイドのグラフは比較的安定していましたが、星像が歪んでしまっていますね。
今回R200SSの光軸の確認はしませんでしたが、大きくはくるっていないと思います。
PHD GuidingのパラメータはDSI Proのときのままですが、やはり調整する必要がありそうです。

ガイドカメラ

DSI Proがあるというのになぜかこの青い箱。
イメージ 1
 
そうです、Starlight Xpress Lodestar Autoguiderです。
昨年末にDSI Proが壊れたと思い焦ってポチってしまいました。
DSI Proと同等の感度でお手頃価格のものといえばこれくらいしか思いつきませんでした。
最近は国内でも販売している所があるようですが、知らなかったので海外から取り寄せました。
費用は国内販売の1割引程度でした。
 
イメージ 2
 
CCDサイズは1/2インチということで1/3インチのDSI Proより大きくなっています。
DSI Pro IIと同じくらいだと思います。
画素数はDSI Proと同じくらいなので、その分画角が広くなります。
ということはガイド鏡の焦点距離が3割くらい短くなるのと同じ事なので、同程度でガイドできるのか少し心配です。
 
イメージ 3
 
とりあえず、取り付けてみました。
Lodestarは31.7mmの円筒状で段差が無いので、DSIに付いていたストッパーリングを着けて取り付け位置が変わらないようにしてみました。
また、ガイドケーブルのコネクタが小さく弱そうなので、写真のようにベルクロテープで固定したほうがよさそうです。
 
イメージ 4
 
ガイドケーブルとUSBケーブルはこんな感じで取り回せば望遠鏡が動いても引っ張られることはないでしょう。
しかし、付属のUSBケーブルは3mくらいの長さがあり十分なのですが、ガイドケーブルの方はスターブックにつなぐことを考えるともう少し長さが欲しいところです。
このガイドケーブルはLodestarに接続する側が特殊なので普通には手に入りません。
反対側はRJ12の6芯なので、中継コネクタと6芯のケーブルを探して継ぎ足しをしようかと考えています。
 
DSI Proの時と同じようにカメラとしてだけ使ってガイドはASCOM経由でするという手もあるので、どちらがよいかテストしてみてから決めようと思います。
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