大台ケ原(2015/4/25)

またまたブログが放置状態になっていました。
さて、もう1ヶ月が過ぎてしまいましたが、4月25日に大台ケ原へ行って来ました。
この日は早めに出発して16時前には到着していたのですが、大台ケ原ドライブウェイが開通して最初の週末ということで、ご覧のように駐車場にはかなりの車が止まっていました。
イメージ 5
この写真の手前に救急車が停まっていて右側に救急隊員の方が待機していますが、山道の途中で倒れたトレッキング客がおられたそうです。
結局その方はヘリコプターで救助されて搬送されたそうです。

この日は黄砂が酷くドライブウェイのから見える大峯山脈も稜線のみが影絵のように見えるだけでした。
イメージ 1
しかし夜になると、ご覧のように綺麗な天の川が見えました。
やはり下の方が少し明るくなっているものの、はっきりとした夏の天の川を見たのは久しぶりです。

今回は少し趣向を変えてカメラレンズで撮影してみました。
イメージ 3
さそり座アンタレス付近
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM (F4.0で撮影)
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ
L 600sec x 9 RGB 600sec x 2
Vixen ED70SS(f=400mm) + Vixen レデューサー(合成f=280mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

結果はご覧のように失敗でした。
狙った画角より右上にずれてしまっています。
大抵のカメラランズがそうなのですが、ピント位置から外れると色収差と言うか星の周りに赤やシアンのフリンジが出てきてしまいます。
モノクロカメラだと試し撮りしてもカラー合成してみないとその辺りが確認できません。
色々試してみたのですが、中々ジャストのピント位置に合わせることが出来ませんでした。
やはり、50mmレンズで撮影するのは無理があったようです。

メインの冷却カメラでの撮影は失敗しそうな気がしたので、ガイドパックでサドル付近を撮影してみました。
イメージ 6
サドル付近
SIGAMA 50mm APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM (F4.0で撮影)
Vixen GP2ガイドパック
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 480sec x 9

続いてレンズを広角にかえて天の川を撮ってみました。
イメージ 2
天の川
Tokina AT-X 116 PRO DX (16mm F4.0で撮影)
Vixen GP2ガイドパック
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 480sec x 7

さらに魚眼レンズで固定撮影したものを動画にしてみました。


動画用に撮影した中に明るい流星が写っていたので処理してみました。
イメージ 4


この日は空のコンディションが今ひとつだったものの、光害が少ない場所だったので比較的綺麗に星が見えました。
次回この場所へ行くのは梅雨明け後になりそうですが、その時はもっとコンディションがいいことを願います。

砥峰高原(2015/3/21)

先週土曜日に砥峰高原まで行って来ました。
いつものように長谷ダムの方から登って行ったのですが、川上から登る道の途中に「通行止め 積雪のため一宮方面通行止への通り抜けは出来ません」の案内板が掲示してありました。
しかし目的地は砥峰高原で、その先の一宮方面へ行くことはないので無視して登りました。
到着してみると、いつも使っている大きな駐車場の入口にロープが張ってあり入れません。
仕方がないので峰山高原方面へ行く道を通って山の南側に行こうとしたのですが、暫く進むと日陰に結構残雪がありました。
車の轍はあるので何とかノーマルタイヤでも行けそうでしたが、夜鷹山付近までは日陰が続き道も広くは無いので諦めて小さい方の駐車場を使うことにしました。
イメージ 1
この駐車場は湿地になっているススキの草原のすぐ脇にあり、ほぼ確実に機材がびしょ濡れになるので一度しか使ったことはありません。
寺前駅まで引き返して峰山高原へ向かう事も考えたのですが、地面が結構冷えていたので夜になっても水蒸気はあまり発生しないだろうと思い、ここを使うことにしました。
ご覧のように砥峰高原は広いススキの腹で有名な場所です。
毎年3月の最終土曜日(ちょうど今日ですね)の午後に山焼きが行われるので、次回訪れた時には黒焦げの原になっていることでしょう。

機材を設置して日が暮れた時には厚めの雲がゆっくりと通過していくといった空模様だったので、その合間を縫って極軸合わせと対象の導入をして晴れるのを待っていると、21時前くらいに突然パラパラと音をたてて雨が降り始めました。
南側や東側には星が見てていたので油断していましたが、慌てて機材にカバーを掛けました。
運の悪いことに対象を導入していたため望遠鏡は上を向いており、先月霜が付いたので洗浄したばかりの補正板にまたもや水滴を付けることになってしまいました。
幸い付いた水滴は10粒あまりだったので、タオルでひと粒ずつ丁寧に吸い取ることで事なきを得ました。

夜半を過ぎると雲が切れてきたので、漸く撮影を始めることが出来ました。
イメージ 2
M63
KYOEI C8-EX(f=2032mm)
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ
L 900sec x 7 RGB 900sec x 2
Vixen ED70SS(f=400mm) + Vixen レデューサー(合成f=280mm)
+ Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding 2 でガイド

この日は風はなかったのですが、何故かガイドが安定せず撮影画像の星は歪な形になってしまいました。
おまけに黄砂なのか春霞なのかぼんやりとした空で、コントラストがなかなか上がりません。
もう少し露出時間を多くしたかったのですが、薄明開始までの時間を計算すると1枚あたり15分が限界でした。


SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM(F2.8で撮影)
Canon EOS X4(ノーマル ISO1600 30sec x 207

普段ならガイドパックも出してカメラレンズでも撮影することが多いのですが、街中の星空のように見える星の少ない霞んだ空だったので出さないことにしました。
代わりに魚眼レンズを天頂に向けて固定撮影をしてみました。
撮影した200枚あまりを動画にしてみたのですが、開放で撮影しているにもかかわらず星が暗く見栄えが悪いので、星が尾を引くような感じに加工してみました。
こういった加工をするのに便利なソフトがあればよかったのですが、見つけられなかったのでAviSynthでゴリゴリとスクリプトを書いて対処しました。

帰宅する途中、いつもは進行方向に見えて眩しい朝日がぼんやりとしていました。
周りの景色も霞んでおり、かなり透明度が悪い状態でした。
季節柄、仕方がないのかもしれませんが、もう少しスッキリと晴れてほしいものです。

ブルーインパルス

昨日は姫路城大天守保存修理完成記念式典で航空自衛隊のブルーインパルス祝賀飛行がありました。
出勤のため姫路駅を出て職場へ向かう途中、9時前だというのにやけに観光客風の人が多いなと思っていたのですが、こういうイベントがあったのですね。
職場で他の方から聞いた初めて知りました。
前日にもテスト飛行があったそうなのですが、全く気付きませんでした。
職場は姫路城から1kmあまり離れていますが、スマホのカメラで撮影するにはちょうどよいくらいの距離です。
午前10時には仕事を中断して、窓からしばし見入っていました。

イメージ 1
サンライズ

イメージ 2
サンライズ

イメージ 3
デルタ360°ターン

イメージ 4
サクラ

イメージ 5
ビッグハート

天気は快晴、青空に映える白いスモークが印象的でした。
写真にも写っていますが、周囲のビルや道路にも仕事を中断して観覧している方がたくさんいました。
事前に知っていれば一眼レフと三脚を持って行って動画撮影出来たのですが、出勤するまで知らなかったのが残念です。

なばなの里 ウィンターイルミネーション

2月28日になばなの里へウィンターイルミネーションを見に行ってきました。

日が高いうちに行って園内を散策してみましたが、しだれ梅はまだ咲き始めで、その他の花達も季節柄あまり勢いがありませんでした。
しかし温室内のベゴニアはさすがに綺麗に咲き乱れていました。
イメージ 1

水に映るベゴニアと、浮かんでいる花が綺麗ですね。
この水はごくゆっくりと円周状に動いていて、しばし眺めていました。
イメージ 2

日が暮れる頃になると入園客がどんどん増えてイルミネーションも点灯し、昼間とは別世界になりました。
イメージ 3

池の周りの木々もライトアップされて、水面に映し出されていました。
イメージ 4

メインステージからの眺め。奥の瀑布がスクリーンのようになっていて、四季の移り変わりを映像で表現していました。
イメージ 5

池に架かる橋からベゴニア館方向の眺め。
イメージ 6

橋からチャペル方向の眺め。色が変わる光の曲線で川のように演出していました。
イメージ 7

彗星軌道要素ファイル作成ツールを少し変更してみました

以前このブログに載せたSTARBOOK TENの彗星軌道要素ファイル作成ツールですが、少し変更というか、機能追加してみました。

ダウンロードはこちらから出来ます。

変更点は次のとおりです。

・入力可能なテキストボックスの背景色を水色にした。
・選択した彗星以外の設定をSTARBOOK TENへの登録時にクリアできるようにした。
・STARBOOK TENへ直接登録出来るようにした。

それ以外の機能は変わっていません。
イメージ 1
「クリアする」のチェックを付けていると、選択された彗星以降の定義を、設定をクリアするための定義で埋めてくれます。

以前掲載したバージョンのこのツールを使っていて不便に感じたのは、テキストエディタに貼り付けてファイルに保存し、ブラウザでSTARBOOK TENへ登録する操作でした。
私は基本的に面倒くさがり屋なので、送信機能を無理やり追加してみました。
この機能はSTARBOOK TENのIPアドレスを入力してボタンを押すだけで選択内容が送信されますが、かなりいい加減な実装となっていますので、STARBOOK TENのファームウェアバージョン、Windowsのバージョン、Internet Explorerのバージョンによっては動作しないかも知れません。

一応、以下のバージョンで動作することを確認しています。
STARBOOK TENファームウェア 3.40
Windows7 Home Premium Service Pack 1 + Internet Explorer 11
Windows XP Professional Service Pack 3 + Internet Explorer 8

彗星名は入力変更して送信することは出来ますが、全角文字や半角カナ等ANSI文字コード以外の文字を入力して送信すると文字化けします。
文字化けしていても導入動作には問題無いようですが、そのようなことはしないほうがいいでしょう。

神野山(2015/2/20)

2月20日に神野山へ行って来ました。
金曜日でしたが、仕事が早く終わり土曜日は晴れそうになかったので思い切って出掛けてみました。

この日はC8での撮影に挑戦してみましたが、補正板の結露に悩まされ準備不足もあってまともに撮影できませんでした。
イメージ 1
M5
NGC7293 らせん星雲
KYOEI C8EX(f=2032mm)
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ
L 120sec x 9
Vixen ED70SS(f=400mm) + Vixen レデューサー(合成f=280mm)
+ Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding 2 でガイド

とりあえず、なんとか画像処理できそうなものはモノクロですがこのM5だけでした。
次にこの鏡筒を使うときは十分準備してからにしようと思っています。

岡山県備前市(2015/2/14)

またまたブログが放置状態になっていました。
一応遠征して写真は撮っているのですが、色々あって書きっぱなしでコメントチェックも出来ていませんでした。

さて2月14日に備前市吉永町まで行って来ました。
この日は奈良方面も考えたのですが、強風の予想だったので西方面へ出かけることにしました。
早い時間に出発したので日没1時間前に到着、当然ながらまだ誰も来ていません。

この日はラブジョイ彗星とM31が比較的近くになっているはずだったので一緒に写そうと頑張ってみましたが、画角を決めるために試し撮りを繰り返しているうちに西に傾いてしまい、木にかかってしまいました。
仕方がないので試し撮り画像をモザイク合成してみました。
イメージ 1
M31 アンドロメダ銀河、M33 さんかく座銀河とC/2014 Q2 ラブジョイ彗星

メインの鏡筒ではコーン星雲を撮影してみましたが、露出不足気味で上手く画像処理できませんでした。
LとHαは20分くらい露出をかけたほうが良さそうです。
イメージ 2
NGC2264 コーン星雲
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ + Astrodon Hα(5nm)フィルタ
RGBHα 600sec x 4 L 600sec x 10
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

次にM51を撮影してみました。
月が上がってくるまでの時間を考えて露出時間を少なめにしたのですが、明る部分は何とか写ってくれました。
M51は結構るいのでこれくらいの露出時間で枚数を多くした方がいいのかもしれません。
イメージ 3
M51子持ち銀河
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ + Astrodon Hα(5nm)フィルタ
RGBHα 300sec x 3 L 300sec x 12
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

この日は少し霞んだような空でしたが、月の出まで快晴でほぼ無風でした。
月の出とともに曇り始め帰途につく頃にはすっかり曇ってしまいました。
しかし場所の選択は正解だったようです。

和歌山県すさみ町(2015/1/24)

1月24日に和歌山県すさみ町まで行って来ました。
たらちゃんさん達がそちらの方へ行くということで、ご一緒させて頂きました。
星見では行ったことのない場所だったので、暗くなる前に到着したかったのですが、15時過ぎに出発したため田辺を過ぎた辺りで日が落ちてしまいました。
海岸沿いを走っている時に水平線に沈む夕日が綺麗だったので撮っておきたかったかったのですが、駐車できるような場所がなく諦めました。

到着して急いで設置し、まずは15P フィンレー彗星を狙ってみたのですが月と5度くらいしか離れていないためハロが酷くて無理でした。
三日月程度とはいえ月に近すぎたようです。
もう少し時間が経てば月が離れていくので条件が良くなるかと考えたのですが、西に傾きすぎるので諦めて、メインのラブジョイ彗星を撮影しました。

2週間前と比べると尾がはっきりとして来ています。
イメージ 1
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星
Vixen ED80S(f=720mm) + Vixen レデューサーFL90S(合成f=504mm)
Vixen SXP
Canon EOS X4(ノーマル) ISO3200 300sec x 20
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

今回ED80Sとミニボーグ67FLを並列同架していたので、そちらでも撮ってみました。
しかしピントを外してしまったようで、少しぼんやりした画像になってしまいました。
この鏡筒はピント合わせが難しいような気がします。
イメージ 2
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星
ミニボーグ67FL + レデューサー0.85xDG(合成f=255mm)
Vixen SXP
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 300sec x 20
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

カメラレンズでも撮ってみました。
こちらも少しピントが外れていたようでパープルフリンジ満載の写真となったしまいました。
画像処理でごましてみましたが、星の色がなくなってしまいました。
処理をしていて気がついたのですが、左上隅にカルフォルニア星雲の先っぽが写っていました。
焦点距離が40mmくらいだとカルフォルニア星雲も一緒に写せたかも知れません。
イメージ 3
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星~すばる
SIGAMA 50mm F1.4 DG HSM (F2.8で撮影)
Vixen GP2ガイドパック
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 240sec x 40

彗星を撮り終わった後、何を撮ろうかと星図ソフトを睨んでいたところ、ミニボーグなら馬頭星雲とM42が画角内に入りそうだということで撮影してみました。
ピントが外れたまま撮影したので、星が肥大してしまっています。
画角的にはかなり窮屈ですが、何とかEOS APS-Cの画角内に収まってくれました。
次はピントを外さないで撮影してみたいものです。
イメージ 4
オリオン座 馬頭星雲~大星雲
ミニボーグ67FL + レデューサー0.85xDG(合成f=255mm)
Vixen SXP
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 15sec x 16 + 60sec x 16 + 300sec x 11
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

薄明開始まで時間があったのでED80Sのカメラを付け替えてしし座のトリオを撮影してみました。
RGBから撮り始めて最後にL画像を撮影したのですが、RGBを撮り終えた頃から風が強くなってきて、時折突風が吹くような有り様となってしまいました。
おかげで10枚撮ったL画像が全滅でした。
このカメラでの撮影ではLRGB共に同一露出時間で撮影して、RGBの階調の足りない分をLでカバーするような感じで使っていたのですが、RBGのみとなってしまったためレンジが狭くなってしまいました。
イメージ 5
しし座のトリオ銀河
Vixen ED80S(f=720mm) + Vixen レデューサーFL90S(合成f=504mm)
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ
RGB 300sec x 4
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

薄明1時間前くらいにはオメガ星団が見えるようになってきたので、撮影してみました。
SXPの方はトリオを撮影中だったので、ガイドパックに150mmレンズを載せて撮りました。
全天最大の球状星団とはいえ150mmではかなり小さくなってしまいます。
これだけだとあまりにも寂しいので、ケンタウルス座Aも画角に入れてみました。
とはいえ、両方共かなり小さいですね。
イメージ 6
NGC5139 オメガ星団、NGC5128 ケンタウルス座A
SIGAMA 50mm APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM (F4.0で撮影)
Vixen GP2ガイドパック
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 120sec x 21

このところ土日は出勤せずに済んでいるものの、忙しくて出かける前に撮影対象を調べることも出来ていません。
機材整備も出来ていないので、毎回トラブルに見舞われます。
今回もガイドケーブルが断線していたらしく、W方向のみ信号が出ていなかったためガイドエラーが頻発しましした。
途中で気付いてケーブルを交換できたからいいものの、機材チェックはしておかないといけないなと思いました。

神野山(2015/1/10)

昨夜はラブジョイ彗星を撮影しに神野山まで行って来ました。
22時には月が上がってくるので、最初は近場の猪名川天文台にしておこうと思って行ったのですが、ご覧のとおり正月に降った雪が残っていました。
天文台のある大野山は日本海側の気候との境目にあるようで、山を登り切るまではほとんど雪はありませんでした。
駐車場の雪は10cmくらいで降雪のある地域に住んでいる方から見れば大したことはないと思いますが、ノーマルタイヤでは帰り道が不安なので山を下りました。
イメージ 1

付近の適当な場所でもよかったのですが、たらちゃんさんたちが神野山へ行くという事を聞いていたので、そちらに向かうことにしました。
現地に到着して急いで機材を設置して、さあ撮影準備に入ろうかと空を見上げるると、すっかり曇っていました。
このまま月が昇ってくるまで晴れないのかなと思っていたところ、20時半くらいから雲が切れ始めて撮影開始することが出来ました。
イメージ 2
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星
Vixen ED80S(f=720mm) + Vixen レデューサーFL90S(合成f=504mm)
Vixen SXP
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 240sec x 27
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

月が昇ってきてから光害の酷い西に傾いている状態でも撮っていたので、カブリが酷く画像処理で補正してみましたが上手く行きませんでした。
この彗星はコマは明るいけどおはかなり暗いですね。
この写真では3本の尾が見えますが、ダストテイルは無いようです。
今回の撮影では彗星軌道要素ファイル作成ツールを使用して作成した軌道要素をSTARBOOK TENに登録して自動導入しましたが、問題なく導入してくれました。

色々ありましたが、今年の撮り初めは何とか無事にすることが出来ました。
来週は新月にあたりますが、天気はよくなさそうです。
再来週に期待しようと思います。

岡山県備前市(2014/12/20)

早いもので年が明けてから一週間が過ぎました。
この年末年始は風邪をこじらせてしまって寝正月でした。
まだ少し調子がおかしい状態です。
体調管理には気をつけないといけませんね。

さて既に三週間前となってしまいましたが、昨年12月20日に八塔寺まで行って来ました。
この日は天気が微妙だったので出かける予定はなかったのですが、前日にたらちゃんさんから場所の問い合わせがあり、当日確認すると西はりま天文台へ向かうとのこと。
その時点では自宅は大雨でしたが、雨が止んでから機材を積み込み西はりまへ向かいました。
到着してみると天文台は曇り&霞で、なゆた望遠鏡での観望は出来ませんでした。
たらちゃんさんたちと合流して天文台の設備を観覧した後、晴れそうにないので八塔寺へ向かうことになりました。
現地へ到着した時にはまだ曇っていましたが、しばらくすると雲が切れて晴れてきました。

この日は補正レンズの蓋を取り忘れていたり、コードに足を引っ掛けて電源を切ってしまったり、望遠鏡に頭をぶつけてしまったりとミスを連発してしまい、撮影開始出来たのは1時30分を過ぎていました。
最初はM78を狙っていたのですが、時間のロスによりかなり西に傾いてしまったのでモンキー星雲を撮影してみました。
イメージ 1
NGC2174 モンキー星雲
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ + Astrodon Hα(5nm)フィルタ
RGB 300sec x 4 Hα 300sec x 2
ASTROLABE 60mm/f4ガイドスコープ(f=240mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

モンキー星雲は明るめなので露出時間を少なめにして順調に撮り進めていましたが、3時前くらいには雲に覆われることが多くなり、薄明開始1時間前くらいにはすっかり曇ってしまったので、L画像を撮影することが出来ませんでした。
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