1月24日に和歌山県すさみ町まで行って来ました。
たらちゃんさん達がそちらの方へ行くということで、ご一緒させて頂きました。
星見では行ったことのない場所だったので、暗くなる前に到着したかったのですが、15時過ぎに出発したため田辺を過ぎた辺りで日が落ちてしまいました。
海岸沿いを走っている時に水平線に沈む夕日が綺麗だったので撮っておきたかったかったのですが、駐車できるような場所がなく諦めました。

到着して急いで設置し、まずは15P フィンレー彗星を狙ってみたのですが月と5度くらいしか離れていないためハロが酷くて無理でした。
三日月程度とはいえ月に近すぎたようです。
もう少し時間が経てば月が離れていくので条件が良くなるかと考えたのですが、西に傾きすぎるので諦めて、メインのラブジョイ彗星を撮影しました。

2週間前と比べると尾がはっきりとして来ています。
イメージ 1
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星
Vixen ED80S(f=720mm) + Vixen レデューサーFL90S(合成f=504mm)
Vixen SXP
Canon EOS X4(ノーマル) ISO3200 300sec x 20
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

今回ED80Sとミニボーグ67FLを並列同架していたので、そちらでも撮ってみました。
しかしピントを外してしまったようで、少しぼんやりした画像になってしまいました。
この鏡筒はピント合わせが難しいような気がします。
イメージ 2
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星
ミニボーグ67FL + レデューサー0.85xDG(合成f=255mm)
Vixen SXP
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 300sec x 20
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

カメラレンズでも撮ってみました。
こちらも少しピントが外れていたようでパープルフリンジ満載の写真となったしまいました。
画像処理でごましてみましたが、星の色がなくなってしまいました。
処理をしていて気がついたのですが、左上隅にカルフォルニア星雲の先っぽが写っていました。
焦点距離が40mmくらいだとカルフォルニア星雲も一緒に写せたかも知れません。
イメージ 3
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星~すばる
SIGAMA 50mm F1.4 DG HSM (F2.8で撮影)
Vixen GP2ガイドパック
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 240sec x 40

彗星を撮り終わった後、何を撮ろうかと星図ソフトを睨んでいたところ、ミニボーグなら馬頭星雲とM42が画角内に入りそうだということで撮影してみました。
ピントが外れたまま撮影したので、星が肥大してしまっています。
画角的にはかなり窮屈ですが、何とかEOS APS-Cの画角内に収まってくれました。
次はピントを外さないで撮影してみたいものです。
イメージ 4
オリオン座 馬頭星雲~大星雲
ミニボーグ67FL + レデューサー0.85xDG(合成f=255mm)
Vixen SXP
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 15sec x 16 + 60sec x 16 + 300sec x 11
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

薄明開始まで時間があったのでED80Sのカメラを付け替えてしし座のトリオを撮影してみました。
RGBから撮り始めて最後にL画像を撮影したのですが、RGBを撮り終えた頃から風が強くなってきて、時折突風が吹くような有り様となってしまいました。
おかげで10枚撮ったL画像が全滅でした。
このカメラでの撮影ではLRGB共に同一露出時間で撮影して、RGBの階調の足りない分をLでカバーするような感じで使っていたのですが、RBGのみとなってしまったためレンジが狭くなってしまいました。
イメージ 5
しし座のトリオ銀河
Vixen ED80S(f=720mm) + Vixen レデューサーFL90S(合成f=504mm)
Vixen SXP
Atik 460EX(-20度) + Astrodon Tru-Balance E-Seriesフィルタ
RGB 300sec x 4
Kowa LM75JC(f=75mm)
+ QHYCCD QHY5L-IIM + PHD Guiding 2 でガイド

薄明1時間前くらいにはオメガ星団が見えるようになってきたので、撮影してみました。
SXPの方はトリオを撮影中だったので、ガイドパックに150mmレンズを載せて撮りました。
全天最大の球状星団とはいえ150mmではかなり小さくなってしまいます。
これだけだとあまりにも寂しいので、ケンタウルス座Aも画角に入れてみました。
とはいえ、両方共かなり小さいですね。
イメージ 6
NGC5139 オメガ星団、NGC5128 ケンタウルス座A
SIGAMA 50mm APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM (F4.0で撮影)
Vixen GP2ガイドパック
Canon EOS X2(フィルタレス改造)
+ Astronomik Luminance Filter ISO1600 120sec x 21

このところ土日は出勤せずに済んでいるものの、忙しくて出かける前に撮影対象を調べることも出来ていません。
機材整備も出来ていないので、毎回トラブルに見舞われます。
今回もガイドケーブルが断線していたらしく、W方向のみ信号が出ていなかったためガイドエラーが頻発しましした。
途中で気付いてケーブルを交換できたからいいものの、機材チェックはしておかないといけないなと思いました。