ここ2ヶ月程、忙しくて星撮りに行くことも出来ていませんでしたが、年末年始はなんとか休日出勤なしで9連休ということになりました。
GPVの予想を見ると、この連休中に撮影ができそうな日は28日か29日くらいしかなさそうです。
28日は日頃の疲労回復のため一日中眠っていたので無理でしたが、29日は出かけることにしました。
場所は岡山県備前市の八塔寺です。
砥峰高原へ行こうと思ったのですがライブカメラで確認すると雪が20cm以上積もっているようなので諦めました。

出かけるのが遅れたので到着したのは20時過ぎでしたが、既にたくさんの方が来られていました。
早速機材設置を始めたのですが、久しぶりの事もあってなかなかスムーズに進められません。
おまけにR200SSの光軸がかなり狂っており、星の形が長楕円形です。
仕方がないので光軸調整から始めました。

イメージ 1
M78
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX(-15度) + Astronomik LRGB Typ IIcフィルタ
L 300sec x 11 RGB 300sec x 2
Vixen ED70SS(f=400mm) + Vixen レデューサー(合成f=280mm)
+ Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド

このM78ですが、10分露出したつもりが5分露出になっていました。
なぜだか知りませんが、300secを10分だと勘違いしていました。
もう少し淡いところを写したかったのですが、残念です。

イメージ 2
NGC2174 モンキー星雲
Vixen R200SS(f=800mm) + Vixen コマコレクター3
Vixen SXP
Atik 460EX(-15度) + Astronomik LRGB Typ IIcフィルタ
L 600sec x 3 RGBHα 600sec x 2
Vixen ED70SS(f=400mm) + Vixen レデューサー(合成f=280mm)
+ Starlight Xpress Lodestar Autoguider + PHD Guiding でガイド

モンキー星雲を写した時には間違いに気付いて600secとしましたが、少し写りが悪いようです。
Hα画像は結構コントラストよく写っているのですが、他はあまりはっきりとは出てきません。
もう少し時間をかけられればよかったのですが、時間的に余裕がなかったので仕方ありません。
おまけにL画像を3枚撮り終えた頃には全天曇となってしまいました。

どちらの写真もそうですが、少しピントを外してしまっています。
バーチノフマスクを使って合わせたのですが、6xビニングにしたまま合わせたため精度が落ちたのかもしれません。

この日は夜半頃に雲に覆われる事があったものの、ほぼ一晩中晴れていました。
ただ、4時頃に全天雲に覆われてしまい、その後晴れることはなかったのでラブジョイ彗星の撮影は出来ませんでした。