2011年11月

神野山(2011/11/25)

先週金曜日に神野山へ行って来ました。
この日は珍しく早く帰宅できたので(と言っても10時過ぎですが)、GPVでは土曜日は曇りになりそう、ということで思い切って出かけることにしました。
途中ガソリンスタンドを探すのに手間取って時間がかかりましたが、12時過ぎには到着することが出来ました。
 
イメージ 1
IC443 くらげ星雲
ISO1600 300sec x 5
 
急いで設置して、そりあえずクラゲを導入して撮り始めましたが、5枚撮り終わったところでストップ。
そうです、スターうブックの安全機能が働いてしまいました。
気分的に慌てていたので南中付近だということを忘れていました。
反転すると画角を合わせるのが面倒なので、この対象はそれまでにしました。
頭の部分は明るいのですが、足の部分は思った以上に淡くて写っていません。
もう少し露出が必要のようです。
 
イメージ 2
M78
ISO1600 300sec x 11
次にM78を撮ったのですが、これは画像処理が結構難しくて黒いガスの部分がうまく出せませんでした。
 
イメージ 3
NGC2264 クリスマスツリー星団
ISO1600 300sec x 11
Vixen R200SS(f=800mm) + コマコレクター3
Vixen SXD
Canon EOS X2改 + Astronomik Luminance Filter
Vixen ED70SS + Meade DSI Pro + PHD Guiding でガイド
クリスマスツリー星団はコーン星雲と一緒に写る画角で撮影したのですが、周りの赤い星雲は結構淡くて何とか分かる程度にしか処理できませんでした。
 
今回撮影した対象は全て子午線付近から西側だったためか、カブリが結構あったので画像処理で補正してみました。
ISO1600で撮影したためか、ノイズもかなりあって背景を暗くしてごまかしています。
感度を上げて撮影するときはもう少し枚数を稼いだほうがよさそうです。
 
当日の神野山はたくさんの方が来られて撮影や観望をされていました。
色々お話を聞いて朝まで楽しくすごすことが出来ました。
我が家からは少し遠いのですが、また行ってみようと思います。

神野山(2011/11/20)

日曜日に神野山へ行ってきました。
ここは天体観測する人が集まる有名な場所なのです。
この日の天気は今ひとつ良くない予報でしたが、まだ行ったことが無かったので下見のつもりで出かけました。
カーナビに「フォレストパーク神野山」というのがあったんのでそれを選んで行ったのですが、ここで少トラッブルがありました。
名阪から降りて茶畑の中を走っていると左折するように指示があり、それに従って進んでいくと車1台がやっと通れるかというような細い道になり、引き返すことも出来ず案内に従って進んいで行くと、少し広くなった場所があって通行止めの看板が立ってういました。
その場所に案内看板があったので、一体どうゆうことかと考えながら見ていると「森林科学館」という表記が目に止まりました。
そういえば出かける前に見ていた地図では駐車場の近くに「森林科学館」があったような気がします。
そこを目指せばいいのだろうと思い、案内図の表記を記憶に道を進んでいくと広い道に出ることが出来て、すぐ近くに星座の絵を描いた駐車場があり、なんとか到着することが出来ました。
 
暗くなるまでに時間があったので、少し休んでから赤道儀の設置を開始しましたが、ここでまたトラブルです。
極軸を合わせようとして高度微動ハンドルを回すと空回りしてしまいます。
どうやらハンドルの固定ネジが緩んでいたようです。
ネジを締め終わって極軸望遠鏡をよく見ると、今度は経度補正の指標が東40度くらいのところを指しているのに気が付きました。
ここ数カ月ガイドソフトの赤緯グラフがノコギリ状になっていた原因がやっとわかりました。
 
いろいろありましたが、この日はR200SSのガイドの調子を見るつもりだったので、とりあえず雲がない北側にあったアイリス星雲を撮って見ました。
イメージ 1
これはピクセル等倍画像ですが、ほぼ問題ないレベルです。
極軸がきっちり合っていることもあり、PHD Guidingのグラフはかなり安定していました。
 
ただ、この日は時々風が吹くことがあったので、その時は復元にかなり時間がかかるようでした。
少し風が吹くとこんな感じになります。
イメージ 2
なんか星が全部二重星になってしまっていますね。
R200SSは太いので風の影響を受け易いのと、SXDのモーターではそれを補うのに非力だということでしょうか?
風があるときはこの鏡筒は使わないほうがよさそうです。
 
15枚撮影して、8時半くらいには雲が出てきたので撤収しました。
 
イメージ 3
NGC7023 アイリス星雲
ISO1600 180sec x 11
Vixen R200SS(f=800mm) + コマコレクター3
Vixen SXD
Canon EOS X2改 + Astronomik Luminance Filter
Vixen ED70SS + Meade DSI Pro + PHD Guiding でガイド
結局、15枚撮影して風の影響がなかったのは11枚でした。
この場所は北方向に結構光害の影響があるのか、かなりカブリがありました。
強調すると背景の上下でかなり差があったので補正しています。
 
この日は天気が微妙なことと日曜日だったこともあり誰もいませんでした。
今度は土曜日に行ってみようと思います。

大野山(2011/11/12)

先週土曜日に猪名川天文台へ行ってきました。
お目当ては東方最大離角が近い水星です。
天気が少し心配でしたが、夕方から9時くらいまでは晴れそうな予報だったので出かけることにしました。
イメージ 1
 
日没の30分前に到着したときは西側に雲はなかったのですが、日が沈む頃には雲が出てきました。
この天文台の周りは少し広くなっていて東と北東以外はほぼ地平まで見渡せる見晴らしのいい場所です。
だから東方最大離角付近の水星は天気がよければ楽勝で見えるはずなのですが、地平付近に雲があってよく見えません。
イメージ 2
 
しばらくしたら、雲を通して金星は見えるようになったのですが、水星は双眼鏡で見ても全く見えません。
この日の金星は-3.9等、水星は-0.3等なので、金星の明るさは水星の約28倍です。
もう少し暗くなればと思い待っていましたが、金星も雲の中へ消えていってしまいました。
イメージ 3
 
この場所は、上空に薄雲があり、日没点付近の地平に雲が無い日には西側の空一面が真っ赤に染まって非常に綺麗な夕焼けが見えることがあります。
この日の夕焼けも結構綺麗でしたが、あまりうまく写すことが出来ませんでした。
 
ちなみに南側の見晴らしもいいので低空の状態がよければカノープスは楽に見ることが出来ます。
大阪、神戸の光害がひどいですが、ちょうど大阪の夜景の中から昇ってきて西宮辺りの山の上で南中します。
この日も2時くらいまで待っていれば見えるはずでしたが、10時頃には空一面が雲に覆われてしまったので帰りました。
また今度見に行こうと思っています。
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